JTCストレス図鑑 / No.035 / 文化系
「一応」「念のため」
編集部仮説
主な症状
「一応、全パターン作っておいて」「念のため、紙でも」。使われなかった資料が今月も3本。本業より「念のため」の作業が長い日がある。
生態
一度の失敗が長く記憶される組織では、「やっておけば責められない」が最適解になる。念のためは個人の臆病ではなく、失敗のコストが高い環境への合理的な適応。ただしそのコストは、頼まれた側の時間で支払われる。
対処法
- 「それが使われる場面はどこですか」と一度だけ聞く。場面が言えない依頼の半分は、その場で消える。
- 消えない依頼には「今回は簡易版で、必要になったら本版を」と段階を提案する。
- 自分が頼む側のときは「念のため」を禁句にして、「◯◯になった場合に使う」と言い換える。言い換えられないなら、頼まない。
Love? の視点
「念のため」を見積もる力は、リスク管理の入り口でもある。外に出ると、保険をかける判断は全部自分持ちになる。どのリスクに保険をかけ、どれを受け入れるか——JTCはその訓練場として、悪くない。
目撃談
募集中。