JTCストレス図鑑 / No.029 / 文化系
謎の暗黙ルール
編集部仮説
主な症状
誰も決めていないのに全員が守っている。入り口から遠い席には座らない。資料は前日の17時までに配る。メールの1行目は必ず「お世話になっております」。破ると、その日のうちに誰かが小声で教えてくれる。
生態
多くは、かつて合理的だった運用の化石。資料を印刷して人数分そろえていた頃の締め切りが、印刷をやめた後もそのまま残っている、という例は多い。文書化されていないので改定の手続きもなく、「そういうものだから」という説明だけが引き継がれていく。教えてくれる人も、たいてい由来を知らない。
対処法
- 教えてくれた人に「これって何が始まりなんですか」と聞く。理由が出てくればルール、出てこなければ習慣。
- 習慣のほうは、小さく1つだけ変えてみる。全部変えない。1つなら「そういう人」で済む。
- 3人に聞いて誰も由来を知らないなら、そのルールは今や誰の意思でもない。廃止を持ちかける相手は上司ではなく、それを実務で回している人。
Love? の視点
暗黙のルールを早く読める人は、外に出ても新しい組織に馴染むのが速い。読む力そのものは、どこでも使える持ち運び可能なスキル。読めることと、従うと決めることが同じである必要はない。
目撃談
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