JTCストレス図鑑 / No.028 / 文化系
社内用語
編集部仮説
主な症状
外で通じない言葉だけで会話が成立している。略語が3つ重なった一文が、その場の全員に理解されている。中途で入った人が最初の1ヶ月、会議のたびに単語をメモしている。そしてその人も、3ヶ月後には同じ言葉で話している。
生態
社内用語は、同じ文脈を共有する人どうしの通信を速くする発明で、実際に速い。困るのは、それが「内側にいるかどうか」の判定にも使えてしまうこと。長くいるほど、自分が通じない言葉を使っている自覚は薄れていく。悪気がないのは、方言に悪気がないのと同じ。
対処法
- 自分用の用語集を作る。入社直後や異動直後の、まだ違和感がある時期にしか作れない。あとから作ろうとしても、もう違和感が消えている。
- 社外の人がいる場では、正式名称を一度言ってから略す。それだけで「わかりやすい人」の枠に入れる。
- 職務経歴書を、社内用語を全部外して書いてみる。書けなくなる箇所があれば、そこが翻訳の必要な経験。
Love? の視点
社内用語を取り除くと、残るのは業務そのもの。外で通じる言葉に置き換える作業は、転職しない人にもそのまま効く。自分の仕事を社外の人に3分で説明できるかどうかは、残る/出るを考える前に一度やっておくと安上がり。
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