JTCストレス図鑑 / No.022 / 人間系
同期会の比較地獄
編集部仮説
主な症状
楽しいはずの飲み会が、評価の答え合わせになる。「今どこ?」の3往復で、その場の立ち位置がだいたい共有される。帰りの電車で、聞いた話と自分の話を無意識に並べ直している。
生態
同じ日に入社し、同じ研修を受け、同じ年次で管理される人たちなので、比較の条件が揃いすぎている。会社が競わせているというより、一括採用と年次管理の副産物として、数十人規模の定点観測が毎年開催されることになる。出世レースの沈黙(No.015)が、飲み会の席まで降りてきた姿でもある。誰かの近況を聞いて安心する側もされる側も、同じ1枚の表を見ている。
対処法
- 会の前に、自分が今いちばん面白いと思っている仕事を1つ決めておく。近況を「順位」ではなく「内容」で話すと、場の空気が変わることがある。
- 全員に会わなくていい。話して疲れない2、3人と別に会う。同期は集団ではなく、個人の集まり。
- 帰りの電車で3回以上、誰かと自分を比べていたら、比べる材料が社内にしかないサイン。社外の知り合いを1人増やすと、物差しが1本増える。
Love? の視点
同期は、比較の相手であると同時に、10年後にいちばん本音で話せる相手でもある。転職すると「同じ日に入った仲間」という関係は、もう二度と手に入らない。しんどさとありがたさが同じ場所から出てくる、扱いの難しい種。
目撃談
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