JTCストレス図鑑 / No.021 / 人間系
メンター制度の形骸化
編集部仮説
主な症状
月1回のランチが、3回目で「今月は立て込んでいるので来月に」になる。来月は来なかった。半年後の人事アンケートの「メンターとの面談は実施されましたか」の欄で、どう答えるか5分悩む。
生態
制度そのものは良いもので、上司ではない斜めの関係が若手の定着を助けることは各社の調査でも言われている。ただしメンター側の時間は誰の業務時間としても計上されず、評価にも入らないことが多い。善意だけで動く仕組みは、忙しい月にいちばん先に止まる。止めたのはその人ではなく、時間を用意しなかった設計のほう。
対処法
- 「相談したいです」ではなく「30分でこれを聞きたいです」と議題を持っていく。目的のある時間は、たいてい確保される。
- メンターは1人でなくていい。他部署、社外の勉強会、前の職場の人。制度が割り当てた1人に全部を期待しない。
- 3回続けて流れたら、その人が冷たいのではなく制度が時間を用意していないサイン。人事に「この制度はどう運用されていますか」と聞くほうが早い。
Love? の視点
斜めの関係を自分で作れる人は、どこの組織に行っても同じことができる。JTCは人の入れ替わりが遅いぶん、一度できた関係が10年もつという珍しい強みがある。制度が動かなくても、関係は自分の側から作れる。
目撃談
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